シミの原因は血流の悪さです

シミは女性の大敵です。
顔にできていたり、いつの間にか増えたりすると落ち込みますよね。
同じ量の紫外線を浴びてもシミになる人とならない人がいます。
何が違うのでしょうか?不思議ですね。
これは東洋医学なら説明ができます。
紫外線を浴びてもシミができる人とできない人の違いは、
「血流の良し悪しの違い」です。
血流とシミは一見結びつきづらいですね。
血流が悪いとシミができやすい理由を説明します。
血は体の隅々に栄養を届ける役割があります。
血流が長期的に滞ってしまっていると、肌へ血が届きにくくなります。
その結果、栄養が十分に供給されません。
すると肌の細胞の元気がなくなってしまい、様々なトラブルが起きやすくなります。
そのトラブルが人によって乾燥肌だったり、かゆみだったり、シミ、シワの症状として現れます。
特に血の滞りが悪いとシミができてしまうことが多いです。
一時的な血の滞りであれば問題ないですが、長期間続いてしまうと皮膚細胞におけるメラニンを排泄する力がだんだんと低下していきます。
その結果、シミはどんどん積み重なっていきます。
一度できてしまったシミを消すのはとても大変ですので、未然に予防したいところです。
そのためには血流の良い体を維持することがカギとなります。
血の流れが悪くなっている体のサイン6選
まずは自分の体の血流が良いのか悪いのかを把握しましょう。
血の流れが悪くなっても自覚症状はありませんが、実は体はサインを出してくれています。
以下に当てはまる場合は血の流れが悪くなっている可能性があります。
ご自身でチェックしてみてください。
- 舌の裏側の血管が太く青くなって見えやすくなっている
- 舌の表側に瘀点、瘀斑がある(黒っぽい斑点)
- 生理痛がある、または経血の中に血の塊がある、その他子宮筋腫等の婦人科系トラブルがある
- 高血圧、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症などの生活習慣病になっている
- 体のどこかに、部位は固定で刺すような痛みがある
- 唇が暗い紫色
血の流れを悪くする原因
①疲れ
東洋医学では血の流すには体のエネルギーが必要とされています。
体が消耗しきった状態ですと、そもそも血を流す元気がなく流れが悪くなってしまいます。
鏡を見て、最近顔が垂れ下がってきたな、疲れた顔してるな、と思ったら要注意です。
疲れは我慢やマスキングができてしまうので、長期的に疲れていると気づかない場合があるので注意しましょう。
特に、スマホやパソコンの使い過ぎは血を多く消耗してしまうといわれています。
間接的に肌に悪いので注意しましょう。

②過度なストレス
ストレスを受けすぎてしまうと、人間の体は循環が悪くなるとされてます。
さらに体の消耗も大きくなるので疲れも重なり、さらに循環が悪くなってしまいます。
全体的に巡りが悪くなってしまうので、シミのほかにも便秘になりやすくなったり、頭痛や生理痛、お腹が張って痛い等のトラブルが起きることもあります。
③冷え
冷えがひどいと体の動きが鈍くなりませんか?
血も同じで、寒いと流れが遅くなります。逆に熱いと流れが速くなります。
体の冷えが慢性的にあると、血の流れが悪くなり、皮膚に十分な栄養を届けることができません。
冷えやすい方は、貧血まではいかなくても、相対的に血が足りていない方が多いです。
肌にとってはとても良くない状態です。
④体に熱がこもっている状態が続く
体が熱い状態だと、血の流れが速くなるのは先ほどお伝えしました。
一見、血の流れが良くなりそうですね。
一時的であれば良くなります。お風呂などで温まると血行が良くなるのと同じです。
しかし、体が熱い状態が長期的に続く場合は違います。
流れが速すぎると血液の消耗も早すぎてしまい、血の供給が追い付かなくなります。
すると血の流れがだんだんとドロドロしてきてしまいます。
イメージとして、晴れの日が続きすぎて、干上がってしまった川のような状態です。
更年期の女性にはこのタイプが多いので注意しましょう。

⑤お菓子や脂っこいもの
お菓子や脂っこいものを食べ過ぎると、体に熱がこもりやすくなります。
さらに、体に不要な水をためやすくなります。
お菓子等を食べ過ぎると次の日浮腫みやすくなるのはこれが理由です。
不要な水が体にたまりすぎると、血の流れを邪魔してしまいます。
血が熱でドロドロしてしまう上に、流れも邪魔されてしまうので、皮膚に栄養が届きづらくなります。
血の流れを良くするためにできること
①適度な休憩で疲れを取る
しっかりと疲れを取ることで、体のエネルギーや血が満たされます。
すると肌に栄養が届くようになり、シミができにくい体にすることができます。
疲れたなと思ったら、瞑想がおすすめです。
何も考えずに目をつむるだけで、脳の疲れが回復できます。何よりリフレッシュになります。
スマホの触りすぎで脳疲労の方が増えています。
空白の時間は不要不急なように感じますが、疲れを回復するという意味でとても大切な時間です。
疲れたな、と思ったらほっと一息つきましょう。

②適度な運動
運動は体の循環を良くするのに優れています。
さらに汗をかくことで不要な水が体から出ていきます。
すると血がしっかり体中をめぐることができるようになり、肌に栄養が届くようになります。
ただし、疲れている方は楽しいと感じる程度にとどめることを心がけましょう。
運動は過度にしすぎてしまうと、逆に血を消耗しすぎて体のバランスを乱してしまいます。
特に疲れを感じる方は注意しましょう。
③睡眠
睡眠でまずしっかりとその日の疲れを取りましょう。
体を十分に休めるには0時までには熟睡している必要があるとされています。
いつも0時過ぎに寝る方は、体が疲れてしまっている方が多いです。
夜更かしは老化も早めてしまうので注意しましょう。
理想は23時までに眠れるといいですが、少なくとも0時までに眠れるといいですね。
④バランスの良い食事
血の質を決めるのは食事です。
どんなに体が丈夫でも、バランスの良い食事を摂らないと栄養豊富な血が作れません。
甘いもの、油っぽいもの、味が濃いもの、お酒はほどほどに、食べ過ぎは避けましょう。
どうしても食べたいときは食後に、食事と同じタイミングで食べるように意識してみてください。
⑤冷えに注意する
体を冷やすと言えば冬の冷えやクーラーですね。
加えて、冷たい飲食物も注意が必要です。常温でも体にとっては冷たい部類に入ります。
また、基本的に冷蔵庫で冷えたものをそのまま食べたり、氷の入った飲み物はNGとされています。
夏は冷たいものが美味しい季節ですが、冷たい飲食物で冷やせるのは胃腸だけです。
胃腸は冷えると動きが悪くなり、食欲不振を起こします。これが夏バテの状態です。
十分に食べれなくなると、十分に血が作れなくなってしまうので注意しましょう。
⑥体を上手に冷ます
体が熱いからといって氷の入った飲み物で急激に冷やすのは、体に良くないです。
そんな日は夏野菜、果物が役に立ちます。
食材の中で体を冷やすのに有効な食材はスイカです。
特に皮に近い白い部分は強力に体を冷やしてくれるのでおすすめです。
ただ、赤い部分ほどおいしくないので、醤油と炒めてきんぴらにすると食べやすいですよ。
また、トマト、きゅうり、なす等の野菜は体を冷やしてくれる代表格です。
どれも体に自然な涼しさをもたらしてくれます。
健康と美容は表裏一体、東洋医学的に健康な人は肌もキレイ!
いかがでしたか?
肌のトラブルは内臓のトラブル!外側だけでなく、内側からケアしましょう。
東洋医学では、顔色や肌の様子で血の流れがいいか、疲れがあるか、冷えがあるか、血は足りているか、など様々なことが判断できるとされています。
つまり、体のバランスがいいと、自然と肌も健康でキレイになれます。
毎日コツコツと健康と美を積み重ねましょう。
血の流れを良くする生薬や漢方もたくさんありますので、興味がある方はぜひ相談にいらしてください

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