1.立春とは?(2026年2月4日~2月18日)

2月4日は「立春(りっしゅん)」です。
節分の翌日にあたり、暦の上では春の始まりを告げる日です。
まだ寒さは残りますが、梅のはながほころび始め、日差しも少しずつ力を増してくるこの時期。
自然界では春の気配が現れ、土の中では芽吹きの準備が静かに進んでいます。

私たちの体も、外から見るとまだ冬の名残を感じながら、内側では春に向けて動き始める準備が整いつつあります。
東洋医学では、春は「肝」が活動を始める季節とされ、体の中の気(エネルギー)の巡りを整えることが大切だと考えられています。

立春は、冬の疲れが体に表れやすい時期であると同時に、春に向けて体が目覚めるタイミングでもあるのです。

2.立春に起こりやすい体の不調

春に向けて体が動き出すこの時期、次のような変化を感じやすくなります。

①だるさ・重さ

冬の疲れや寒さの影響で体の巡りがまだスムーズでないため、動きが鈍く、体が重く感じられます。

よく見られる症状:
  • 朝起きても眠気が抜けない
  • 肩や首がこわばる
  • 動き始めが鈍く、体が重い

②情緒不安定・気持ちのもやもや

春は気の巡りが活発になる季節ですが、体が追いつかないと心のバランスも乱れやすくなります。

よく見られる症状:
  • 落ち着かずイライラしやすい
  • 何となくもやもやする
  • 気分の浮き沈みを感じやすい

③冬の疲れが表に出やすい

冬の疲労が十分に回復しないまま春を迎えると、体全体のバランスが崩れやすくなります。

よく見られる症状:
  • 食欲や睡眠のリズムが乱れやすい
  • 休んでも疲れが抜けにくい
  • 春に向けて動き出したいのに、体がついてこない

3.立春の養生ポイント

立春は「休みたい気持ち」と「動きたい気持ち」が同時に現れる時期です。
焦らず、体と心に余白を持たせながら、少しずつ春のリズムに整えていきましょう。

①冬の疲れを表に出し、滞りをゆるめる

無理に体を動かそうとする必要はありません。
軽く体を動かしたり、首やお腹を温めたりするだけでも、体の巡りが整いやすくなります。

強くほぐそうとするよりも、温めることで体が自然にほぐれていく感覚を大切にしてください。

②気の巡りを整える

春は「肝」が活発に動き始める季節です。
肝は、気や血の巡りを司り、スムーズに働くことで心の安定にもつながります。

イライラや落ち着かない気分を感じたときには、無理に押さえ込むのではなく、気の巡りを整えることを意識してみてください。

③体と心に余白をつくる

立春は、体も心もまだ冬の名残を抱えています。
無理に動くよりも、立ち止まる時間を取り入れながら、自分のペースで春に向けた土台を育てましょう。

4.立春におすすめの食材&生活習慣

①おすすめの食材

  • 菜の花:ほのかな苦味で冬の滞りをやさしく手放し、体を整えるたすけになります。
    お浸しや和え物などさっと火を通すと、春の香りを楽しめます。
  • 玉ねぎ:体の内側から温め、気や血の巡りをサポートします。
    生でも加熱でも使いやすく、無理なく日常の食事に取り入れられます。
    冷えが気になる人は、スープや蒸し料理にすると安心です。
  • 春菊:独特の香りが気の巡りを助け、体と心をやさしくゆるめます。
    鍋やお浸しなど、香りを活かした調理で取り入れるのがおすすめです。

②おすすめの生活習慣

♦休みながら、巡りを整える

立春は、体が動き始めようとする一方で、まだ冬の疲れが残りやすい時期です。
無理に運動するよりも、休みながらやさしく動かすことがポイントです。

ウォーキングやストレッチ、首・脇・股関節をやさしく動かす体操(首をゆっくり回す、肩回し、軽い屈伸など)を、長時間同じ姿勢ですごさないようにこまめに取り入れると、体がほぐれ、巡りも整いやすくなります。

また、柑橘やハーブの香りなどは、体の巡りをサポートするといわれています。
いちばん大切なのは、自分にとって心地のよい香りを選ぶことです。
「よい香りだな」と感じる香りを取り入れてみてください。

♦首・肩・腰を温めて、こわばりをゆるめる

冷えやすい部位を温めることで、血流や体の巡りが助けられ、だるさや眠気の軽減につながります。
お風呂や蒸しタオル、カイロなどを使い、無理に押したり揉んだりせず、やさしく温めて緩ませることを心がけましょう。

♦呼吸と心を整え、余白をつくる

季節の変わり目は、気持ちが落ち着かず、知らず知らずのうちに力が入りやすくなります。
深呼吸や静かな時間をとることで、体と心もゆっくり整います。

今はまだ本格的に動き出す時期ではありません。
体と心に少しの余白をつくりながら、春に向けて準備を進めていきましょう。

5.おわりに

立春は、春の始まりを告げると同時に、体と心の切り替えが少しずつ進む時期です。
まだ寒さや冬の疲れを感じることもありますが、焦らず自分のペースで過ごすことが大切です。

体をやさしく温めたり、軽く体を動かしたり、心地のよい香りや静かな時間を取り入れることで、体も心も春に向けて少しずつ整っていきます。
小さな工夫を積み重ねることで、春の訪れに向けた土台が自然にはぐくまれ、穏やかで健やかな日々を迎えやすくなります。

立春をきっかけに、無理せず、体と心の余白をもたせながら、春のリズムを感じてみてください。

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