仕事や家事、スマホやパソコン。

現代の生活の中で、頭痛に悩む方はとても多くなっています。

「毎日気になるけど、とりあえず頭痛薬を飲んだらなんとかなっている」

「頭痛薬が手放せないけれど、どうすればいいのか分からない・・・」

「今は頭痛薬でどうにか抑えられているけれど、今後薬が効かなくなったらどうしよう・・・」

今回は、そんな慢性的な頭痛に悩まされている方に読んでほしい内容です。

東洋医学で考える頭痛の原因

一般的(西洋医学的)には、頭痛は原因や痛みの特徴、頭痛に伴って起こる症状などによって緊張型頭痛・片頭痛・群発頭痛に分類されています。(二次的な原因のものを除く)

東洋医学の見解は、この分類とはまた違った視点で解説していきますので、西洋医学的には○○頭痛だったとしても、東洋医学的にはどのタイプだろう?と考えながら読んでみてくださいね。

痛む理由は「流れの悪さ」

東洋医学では、痛みは「不通則痛(ふつうそくつう)」、つまり「流れが悪いと痛む」と考えます。

からだを構成する要素には<気・血・水>があり、それらのバランスがとれていて、スムーズに流れているのが良い状態なのです。

つまり、流れを改善すれば自然と痛みは改善されるともいえます。

これは頭痛に限らず腰痛や腹痛、関節痛などあらゆる部位での痛みに共通する考え方です。

気・血・水の“詰まり”が流れを閉ざす

気血水、それぞれが停滞する場合についてみていきましょう。

・気が滞る【気滞】タイプ

「気」は、目に見えませんが「元気」や「気力」などのように私たちの日常生活でも馴染みのある言葉だと思います。

私たちのからだを動かすエネルギーとなる「気」、これを陽気と呼びます。

日々の生活で蓄積するストレス、過労などがこの気の流れを邪魔します。

気はからだの上部に集まりやすい性質を持つため、頭痛やめまいなどの症状があらわれます。

・血液が滞る【瘀血】タイプ

「瘀血(おけつ)は万病のもと」と言われており、血液がスムーズに流れないことは全身に影響を与え、さまざまな病気の原因になると考えます。

頭痛の痛みにも種類がありますが、「チクチク」、「ギュ~」などと表せる痛みが、瘀血が原因の痛みの特徴として挙げられます。

長時間のデスクワーク後の頭重感肩こり、それから生理痛も瘀血によるものです。

血液は必要なものをからだの隅々まで届け、不要なものを回収することが仕事です。

血管は全身に張り巡らされていますが、特に大きなトラブルが起こりやすいのが脳、心臓、腎臓だと思います。

血管には太いものから細いものまでさまざまですが、細いもの(毛細血管)が99%を占めるといわれています。

瘀血状態は、血液の通り道である血管を衰えさせることにもつながります。

毛細血管がダメージを受けると、血管の壁が破れて血液が漏れ、血管が消滅してしまう(ゴースト血管とよばれる)こともあります。

加齢、運動不足、食生活の不摂生などによって、毛細血管へのダメージも瘀血も進行してしまいます。

・水が滞る【水毒】タイプ

私たちのからだは約6割が水分です。

その水分が過剰にたまったり、流れが悪かったり、偏っていたり、つまり水分代謝がうまくいかなくなると不調につながります。

水毒タイプの頭痛の場合、天気や気圧に左右されやすい特徴があります。

梅雨時期や低気圧の時には痛みが出やすいことが多いと思います。

水毒が関係する症状として、「むくみ」があります。

気圧が高いときは、私たちが自然に受ける圧は大きく、それに対抗する力がからだの内側から働いています。

気圧が下がると、受ける圧は小さくなり内側からの圧が大きいままだと頭痛やめまいの原因になります。

また、血液中の水分が血管の外に押し出されるとむくみとなります。

外の環境に合わせてからだを一定に保つ恒常性(ホメオスタシス)が働きますが、「内側からの圧」を調節するのが血流だと考えます。

そのため、水毒は血流障害とも関連している部分が大きいのではないかと考えられます。

『1日に水を2リットル飲もう!』なんて言葉を耳にしたことのある方も多いのではないかと思いますが、東洋医学的には水の飲みすぎもからだへの負担となると考えます。

激しい運動などで汗をたくさんかく場合は別として、1日に500mlのペットボトル1~2本を目安にしてみましょう。

気血の“不足”も流れにくい原因に

気血水は停滞しても流れを阻害してしまいますが、気血は不足すると「流れない」ことにもつながりやすくなります。

・気が不足した【脾虚/気虚】タイプ

「気」はからだの中のエネルギーで、これが『血液を押す力』であるとも言えます。

そのため、気の不足は血液が前に進みにくくなるとイメージできるかと思います。

また、東洋医学では『気は血のもと』になると言われており、気があってこその血であると考えます。

気を無くして血をつくることはできないのです。

つまり、気が不足すると自然と血の不足(血虚)にもつながります。

・血が不足した【血虚】タイプ

気虚が血虚にもつながるとお話しました。

ここでは気虚でない(エネルギーはバッチリ◎)ケースについて考えていきます。

血は、水分+穀気(栄養物)で作られるものであると考えます。

ここで重要になるのが穀気です。

栄養バランスや質、量などが毎日必要なだけ摂れているかが問題になります。

現代の食事・ライフスタイルが「なんとなく」の体調不良につながっていることも分かってきています。

血虚は頭痛だけでなく、睡眠トラブルや自律神経に関わる不調、生理のトラブルなどさまざまな不調を引き起こします。

現代の食事や栄養についてのコラムもありますので、気になる方はぜひご覧ください▼

この時代にありえない?!栄養失調と「なんとなく」不調|心と体の漢方 | 松山漢方相談薬局 [2025年06月20日]

頭痛薬の弊害を考えてみる

頭痛薬を繰り返すことで頭痛が悪化する?!

初めの頭痛の分類には書きませんでしたが、「薬物乱用頭痛」を聞いたことがあるでしょうか。

頭痛薬の過剰な使用によって引き起こされる頭痛だといわれています。

痛みが出ると、痛みを伝えるシグナルが「痛い部分→神経→脳」と伝わります。

そして、脳は痛みを抑える物質を出すよう指令を出し、痛みに耐えようと働きます。

イメージ・・・

痛い部分→神経→脳(痛い!分かった!)⇒指令「痛みを抑える物質を出して!」→痛みがおさまる

わずかな痛みなら、このシステムが働くことによって緩和します。

しかし痛みが強く頭痛薬(痛み止め)を飲んだとき、このシステムのどこに関係するのか知っていますか?

痛みを伝えるシグナルをブロックするのです。

そのため、痛みが脳まで伝わらなくなります

これによって私たちは痛みを感じなくなるのです。

そうすると、脳は痛みを抑える指令を出すこともなくなります。

今まで、わずかな痛みならこの指令によって緩和していたはずですが、痛み止めを頻繁に使うとだんだんシステムが稼働しなくなってしまうのです。

お気付きでしょうか?

痛み止めは一時しのぎにはなりますが、根本的には何の解決もしていないのです。

さいごに

頭痛は日常生活に支障をきたしてしまうこともあります。

頭痛薬は、病院だけでなくドラッグストアなどでも簡単に手に入れることができますが、痛みを抑えるだけの対処療法ではまた繰り返してしまいます。

頭痛はからだのバランスが乱れているサインで、放っておくと他にもつらい症状が出てくることも少なくありません。

繰り返す頭痛、慢性的な頭痛でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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