漢方医学では、春は「巡り(体のエネルギーの流れ)」が大切になる季節です。
ただこの巡り、環境の変化(新生活・人間関係)、気温差や気圧の変動など、こういった影響で簡単に乱れてしまいます。
その結果・・・
- イライラ
- 落ち込み
- 情緒不安定
といったPMSの症状が強く出やすくなるのです。

なぜ春はPMSがひどくなりやすいのか?
「いつもこの時期はイライラしがちな気がする・・・」
その理由は単なるホルモンの問題だけではありません。
春は気温の寒暖差、気圧の変動、環境の変化といった見えないストレスが一気に押し寄せる季節です。
体のこの変化に対応しようとして、無意識にエネルギーを使います。
すると、自律神経が乱れる、巡りが滞る、感情のコントロールが難しくなる、といった状態に陥りやすいです。
実は多い「自分を責めてしまうPMS」
春のPMSで特に多いのが、
「なんでこんなことでイライラしているんだろう」
「また怒っちゃった・・・私って駄目だな」
と、イライラ症状+自己嫌悪といった負のループに入ってしまうケース。
でもこれは性格の問題ではなく、体のバランスが崩れているサインなんです。
なのでまず大事なのは、「これは自分の性格ではなく、体の不調のせい」と知ることです。
ここが変わるだけでも、症状の感じ方はかなり軽くなります。
PMSが重い人に共通する体の特徴
①気を使いすぎる、頑張りすぎる
常に緊張状態で、疲れがたまりがちです。すると巡りが滞りやすくなってしまいます。
消耗も激しく、眠りが浅くなったり、風邪ひきやすくなったりといった、体が弱っている時のサインが出ている事が多いです。
②我慢するクセがある
我慢しすぎると、感情を外に出せず、内側で詰まりやすいです。
一度押し込んだ感情は、どこかで排出してあげないと、どんどん降り積もって、ある日噴火のように爆発してしまいます。
交感神経が高ぶっている方が多いです。
③頭で考えすぎる
脳がリラックスできず、体がゆるみません。考えていると、血をどんどん消耗してしまいます。すると、血が少なくなることで巡りが悪くなってしまっている方も多いです。
特に現代はPCやスマホでの頭脳作業が多いので注意が必要です。
巡りが原因のPMSはこんな症状
- 生理前になると怒りっぽくなる、ちょっとしたことが気になってしまう
- 胸が張る、脇が張る感じがある
- ため息をすると楽になる
- お腹や下半身が張る
- 便秘になったり、ガスがたまりやすくなる
これらはすべて「巡りが滞っているサイン」です。

今日からできる!春のPMS対処法
①「がんばりすぎない」を意識する
春は気付かないうちに気を張っています。”いつも通り頑張る”だけでも、実は体が疲れてしまうこともあります。
いつもより日中に眠気を感じる、なんだか体が重い、イライラする、などの体のちょっとした不調がある時点で、しっかり疲れを取りましょう。
7割くらいできたら自分をほめてあげるだけで、張り詰めた気持ちが落ち着くこともあります。
②軽く体を動かす
激しい運動よりも、散歩、ストレッチ、ゆるいヨガなど、いわゆる有酸素運動で「気持ちよく巡らせる」ことが大切です。
少し体が熱くなるくらいの運動強度が毎日できると、体の巡りが良くなります。ただし、疲れている人は運動はほどほどにしましょう。
③香り、リラックスを取り入れる
香りでも、巡りを良くすることができます。
好きな香り、深呼吸、ゆっくりする時間を日常に取り入れましょう。
これだけでも、巡りが良くなります。
実は、ため息も深呼吸と同じく、巡りが良くなると言われています。
幸せが逃げると迷信がありますが、漢方医学的にはむしろ、した方が健康的です。

④食事は「量も質もバランス」が大切
春は自律神経が乱れて、胃腸も影響を受けやすいです。
- 脂っこいもの
- 甘いもの
- お酒
- 過食
これらは体の巡りを滞らせてしまいます。
調子が悪い時こそ、体に悪いものは避けましょう。
少しでもラクに過ごすために
PMSは毎月くるものだからこそ、
「我慢するもの」になってしまいがちです。
でも本当は、ちゃんと整えれば軽くできるものです。
また、PMSになり始めて、年月が浅ければ浅いほど、対処しやすいです。
無理に抑え込むのではなく、「整えるきっかけ」として向き合ってみてください。
PMSのご相談は、薬局でも受け付けています。
気になる方は、お気軽にご相談ください。
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