「生理前になると頭がズキズキする・・・」
「終わった後も、なんとなく重だるい頭痛が続く・・・」
こんなお悩みありませんか?
実はその頭痛、ただの”よくある不調”ではなく、体の内側のバランスが崩れているサインかもしれません。
特に20代~40代の女性は、仕事・結婚・出産などのライフステージの変化も重なり、体にかかる負担が増えやすい時期です。
この記事では、漢方医学の視点から「生理前後の頭痛の本当の原因」と、今日からできる対策を、わかりやすく解説していきます。

片頭痛の有病率は女性は男性の3倍
頭痛の中でも、いわゆる片頭痛は女性に多く、男性のおよそ3倍と言われています。
漢方医学では「片頭痛」や「緊張性頭痛」といった西洋医学的な分類は行いませんが、
「なぜ起きているのか」「どんな体質の人に多いのか」という根本原因に注目します。
つまり同じ「頭痛」でも、原因によって対処法がまったく異なるのです。
逆に、片頭痛と緊張性頭痛、一見別の種類の頭痛でも、原因が同じであれば、同じ処方になることがあります。
そして、生理に関係する頭痛の多くは「血(けつ)」の状態と深く関わっています。
「血」は体の細胞へ栄養を届ける役割を果たしており、量と質のどちらも大切です。
量か質のどちらかが低下するだけで、人によってさまざまな不調が起きます。
特に女性は、月経で月に1回血が失われてしまうため、「血」のケアがとても大切とされています。
生理の頭痛はどう悪化する?体のバランスの崩れ方
ではなぜ、生理のタイミングで頭痛が悪化するのでしょうか?
漢方医学では、生理は「血を消耗するイベント」と考えます。
そのため、もともとの体質や生活習慣によって、頭痛の出方や強さが変わってきます。
ここでは、頭痛が悪化していく”流れ”に沿って解説していきます。
①頭痛の始まりは血の不足が多い
まず、ベースにあるのが「血虚(けっきょ)」、つまり体の血が不足している状態です。
生理によって血を失うことで、もともと不足気味の方はさらに血が足りなくなります。
このタイプの頭痛は、
・なんとなく重い
・じんわり痛い
といった鈍い痛みが特徴です。
血は体に栄養を届ける役割があるため、不足すると脳にも十分な栄養が行き届かず、「栄養不足」という異常を知らせるサインとして頭痛が現れるのです。
②ストレスで巡りが悪くなる
そこに重なるのがストレスです。
生活環境の変化は、想像以上に体へ影響を与えます。
仕事や人間関係、環境の変化などによるストレスは、体の巡りを悪くすると、漢方医学では考えます。
この状態が長期的に続くといずれ血の流れも滞ってしまい、頭痛として現れることがあります。
特に生理前はこのタイプが非常に多いです。ホルモンバランスの変化も重なるため、普段よりも周りの影響を受けやすくなるからです。
この段階では、
・張るような痛み
・イライラと頭痛がセットで起こる
といった特徴が見られることがあります。
③冷えでさらに血流が低下する
さらに体が冷えると、血の巡りはより悪くなります。
冷えは血管を収縮させるため、ただでさえ滞りやすい状態に”ブレーキ”をかけてしまうのです。
特に、手足が冷えやすい、お腹が冷えやすい、生理痛も強い、といった方は要注意です。
冷えによって血流が滞り、頭痛を引き起こしやすくなります。
冷えは頭痛だけでなく、腰痛や関節痛など、さまざまな痛みの原因となりやすいです。
④血の巡りが滞ると、激しい頭痛になりやすい
上記の状態が長期間続いてしまうと、血の巡りが滞り「瘀血(おけつ)」と呼ばれる状態に進行していきます。
これは血がスムーズに流れず、人によっては血の質が低下して、本来の栄養を届けるという役割を果たせなくなってしまう状態です。
瘀血の方は、肩こりになりやすかったり、腫瘍ができやすくなるとされています。
子宮内膜症や子宮筋腫などの病歴がある方は注意しましょう。
この段階では、
・ズキズキと脈打つような痛み
・刺すような強い痛み
・痛む場所がはっきりしている
といった、より強い頭痛に変わりやすいです。

このように、生理前後の頭痛は
血の不足→巡りの悪化(ストレスや冷えによる)→滞り
という流れで、徐々に悪化していくことが多いです。
だからこそ、その場しのぎではなく、体の内側から整えていくことが大切になります。
血を増やす生活のコツ
生理では毎月血を失うため、女性はどうしても「血虚」になりやすい傾向があります。
だからこそ大切なのが、日々の生活で”血を増やす”こと。
血がしっかり満たされると、
・頭痛がおきにくくなる
・生理トラブルが減る
・気持ちが安定する
・肌や髪の調子が良くなる
など嬉しい変化がたくさん現れます。
①血を増やす食べ物
血を補うには、栄養のある食事が基本です。
おすすめは、
・レバー、鶏肉
・黒豆
・なつめ
・クコの実
などです。また、温かい食事を意識することも大切です。
冷たいものばかり摂っていると、胃腸が傷ついて吸収されにくくなります。

②睡眠を十分にとる
血は「寝ている間に作られる」と言われています。
夜更かしが続くと、体の修復が間に合わず、血を作る力がどんどん低下してしまいます。
寝不足の方の老化が早く進んでしまうのは、このためです。
体にとっての理想は、日付が変わる前に眠ることです。
難しい場合は、まずは「睡眠時間を削らない」ことを意識してみてください。
③適度な運動で血の巡りを良くする
血は流れてこそ、細胞に栄養を届けることができます。
どれだけ補っても、巡りが悪ければ頭痛は改善しません。
おすすめは、
・軽いウォーキング
・ストレッチ
・ヨガ
など、無理のない範囲の運動です。
「少し体がぽかぽかする」くらいを目安に続けることで、血の巡りが整いやすくなります。
うまくいかない人は漢方を試してみましょう
「生活を整えても、なかなか改善しない・・・」
「病院の薬が効かない・・・」
そんな方は、体質に合った漢方を取り入れるのも1つの方法です。
漢方では、
・血を補う
・巡りを良くする
・冷えを改善する
など、一人ひとりの体質に合わせてアプローチを変えていきます。
同じ”生理前の頭痛”でも、原因が違えば選ぶものも変わるのが特徴です。
だからこそ、自己判断ではなく、私たちと一緒に体の状態を見極めることが大切です。
生理前後の頭痛は、我慢するものではありません。
むしろ体が「今のままだとつらいよ」と教えてくれているサインです。
その声にきちんと向き合い、少しずつ整えていくことで、
頭痛に振り回されない毎日へと、徐々に変わっていきます。
「なんとなくつらい」を放置せず、
今日からできることを、ひとつずつ始めてみてください。

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