新年度もスタートし、生活環境がガラリと変化した人も多い時期ではないかと思います。
まだ慣れない生活やリズムに身体がついていかない、ストレスだと感じる人も多いのではないでしょうか。
今回は女性向けのテーマですが、ストレスが生理へ与える影響について、ホルモンや自律神経のことも踏まえてお話していきたいと思います。
生理の仕組み
女性のからだには、赤ちゃんを育てるための子宮があります。
その子宮は赤ちゃんを迎え入れるために、ふかふかのベッドのような状態にする必要があります。
一般的には10~13歳頃からその準備をするために、子宮の内側に膜をはります。
約1カ月に一度の周期で準備をし、赤ちゃんができなければ膜は剝がれ、血液と一緒に排出されるのが生理です。
生理周期とは?
生理周期は約1ヶ月(28~35日)です。
これには個人差やズレはつきものですが、月に2回以上生理がきたり、2ヶ月以上空いていたりする場合はからだの中で何かトラブルが生じている可能性が考えられます。
『生理周期が何日か』は、
生理が始まった日を1日目として、次の生理がくるまでの期間を数えたものです。
例えば4/1に生理が始まり、次の生理が4/30に始まったとすると生理周期は30日です。

生理周期とホルモンの関係
生理と特に深くかかわるホルモンが、
・エストロゲン(卵胞ホルモン)
・プロゲステロン(黄体ホルモン)
の2つです。
周期を4つに分けて、それぞれの特徴をみていきましょう。
①月経期/生理中
妊娠が成立しなければ生理が起こります。
このときに子宮の膜と血液が排出されます。
生理が始まるとき、2つのホルモンはどちらも減少傾向にありますが、生理の後半からはエストロゲンの分泌が増え始めます。
②卵胞期
卵子のもとが成長し、子宮内膜を厚くする時期です。
エストロゲンの分泌が増え、気分も体も過ごしやすくなる傾向があります。
また、エストロゲンの影響で髪の毛や肌のツヤもいちばん良くなりやすい時期です。
③排卵期
卵子のもとが成熟し、排卵を起こそうとプロゲステロンが分泌されます。
排卵は、次の生理予定日の大体14日前が目安となります。
排卵が起こるときに下腹部に痛みを伴う排卵痛が起こることもあります。
④黄体期
プロゲステロン・エストロゲンの両方のホルモンが多く分泌される時期です。
子宮内膜を厚く保ち、妊娠に備えた状態です。
むくみや冷え、胸の張りなどの身体の変化のほか、イライラしやすいなど情緒不安定になりやすい時期でもあります。
いわゆるPMS(月経前症候群)が起こるのがこの時期です。
生理の数日前から始まる人もいれば、10日ほど前から生理が始まるまで続く人もいます。
生理にまつわるお悩みQ&A

生理前はなぜ便秘に?
女性のお悩みとして多いのが便秘です。
中でも、生理前に悪化しやすい人は多い傾向にあります。
これはホルモンバランスの影響が大きいと考えられます。
排卵後~生理前はプロゲステロンが多く分泌される時期です。
プロゲステロンは、大腸の筋肉を緩ませる働きがあり、これによって腸の運動が低下してしまいます。
つまり、腸の運動によって便が作られるスピードが遅くなり、便が肛門に近づくのに時間がかかるようになります。
また、体内に水分を保持しようとする働きも増します。
このとき、腸では便から水分を吸収しようとするので便が硬くなりやすいです。
便が腸を通るスピードが遅いのも重なって、より水分が吸収されやすい状況なのです。
生理前にニキビが増えるのはなぜ・・・?
1つ前の便秘とも関係のあるのが生理前のニキビです。
便秘が起こる理由の1つにもありましたが、生理前は水分などをからだに溜め込みやすくなります。
これは赤ちゃんを育てるための準備に必要だからです。
それだけでなく栄養も溜め込もうとするため、生理前はわけもなく食欲が増して過食しやすい時期にあるかと思います。
「肌は内臓の鏡」と言われているのはご存じでしょうか。
ニキビなどの肌トラブルの原因は、からだの中にあるのです。
特に生理前は上記のように何もかも溜め込みやすくなります。
それに加えて便秘や過食なども重なると、体内に老廃物が蓄積していってしまいます。
この老廃物がニキビの正体です。
また、生理前はプロゲステロンが増え、それによって肌の皮脂分泌も活発になり毛穴を詰まらせて肌トラブルを引き起こす下人になります。
ストレスで生理が遅れる?
からだがストレスを感じると、体内でコルチゾールといってストレスに対抗し戦闘態勢に入るためのホルモンが作られます。
コルチゾールの材料は、女性ホルモンの材料と同じです。
生理反応として、性ホルモンの分泌よりもストレス対応のコルチゾールの分泌のほうが優先されます。
つまり、コルチゾールが大量に必要な状況下(=ストレス過剰な状況)では女性ホルモンの材料が不足し、正常な分泌が難しくなります。
春は生理周期も乱れやすい?!
急に暖かくなったかと思えば、まだひんやりする時間帯もありますよね。
急激な寒暖差が与える自律神経への影響はとても大きいと考えられます。
春特有の“なんとなく不調”やだるさ、日中の眠気などがあらわれやすい時期でもあります。
東洋医学では五臓の考えを大切にしていますが、そのうち『肝』が春の揺らぎに大きく影響されるのです。

肝は、血液を溜め必要なところへ調節しながら送る働きがあります。
この血液の流れは、自律神経とも関わり合い、自律神経の乱れによって左右されやすいのです。
寒暖差だけでなく、新年度をスタートして身体も疲労が蓄積し始めている頃でしょう。
疲労やストレスの蓄積は、血液やエネルギーを消耗する要因にもなります。
血液の不足は、女性のからだにとっては「生理周期」という目に見える形であらわれます。
周期が短くすぎても長すぎても、からだやメンタルの安定には向きません。 周りの環境の変化やストレス要因をゼロにするのはほぼ不可能だと思いますから、その代わりに内側からからだを良い状態に保つアプローチができるといいですね🌸

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