生理前に食欲が沸くメカニズム
①不調がない人でもホルモンバランスで食欲が増加します
食欲増加の原因はホルモンバランスです。
女性ホルモンには卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類があり、
生理前は黄体ホルモンが優位になります。すると、体は妊娠の準備をし始めます。
妊娠が成立した時に赤ちゃんに十分に栄養があげられるように、
体に栄養をしっかりと蓄えようとします。
これが生理前に食欲増加の原因です。
②ジャンクフードや甘いものが無性に食べたくなる理由
ジャンクフードや甘いものを食べたくなるのは、
栄養補給のために脳が高カロリーなものを好むからです。
ジャンクフードや甘いものは効率的にカロリーが摂取できます。
脳がこれを覚えていますので、生理前にはジャンクフードや甘いものを食べたくなります。

③それでも甘いものやジャンクフードの食べ過ぎはほどほどが良い理由
ジャンクフードや甘いもので栄養不足に陥る
ジャンクフードや甘いものは添加物が多すぎて、実際には栄養補給ができません。
それどころか、添加物が他の食べ物の栄養の吸収を邪魔します。
添加物を多く含む加工品を日常的に摂取することにより、
たくさん食べているにも関わらず体は栄養不足となってしまいます。
脳は食べた割に栄養が補給されない為、もっと食べるように指令を出します。
すると、さらにジャンクフードや甘いものが食べたくなるという悪循環に陥ってしまいます。
この悪循環は自分の意思で断ち切るのが難しく、質のいい栄養を摂取する必要があります。
甘いものやジャンクフードによって溜まる「不要な水」が体の不調の原因となります
ジャンクフードや甘いものは体に不要な水を溜め込むように作用していまう、とされています。
東洋医学では「百病多くは痰によりて崇と作す」と言われています。
ここでいう「痰」とは体に不要な水を指します。
つまりこの文は、病気の多くは体に溜まった不要な水が原因で引き起こされますよ、という意味です。
多くの病気が水から引き起こされるなんて意外ですね。
暴飲暴食をした次の日は体が浮腫みませんか?
たまになら病気や体の不調にはなりませんが、
長期間この状態が続いてしまうと、体のバランスが崩れて体の不調や病気となってしまいます。
浮腫んでるだけだからと放置するのは避けましょう。
健康を保つためには、ジャンクフードや甘いものの摂りすぎない事がとても大事です。
舌の苔が厚く真っ白で気になる方は体に不要な水が溜まりすぎているかもしれません。注意してください。

体重増加や胃もたれだけじゃない!食べ過ぎによる体の不調
①ニキビ、肌荒れ
東洋医学では、食べ過ぎると体に熱がこもってしまうと言われています。
この熱は炎症を引き起こしてしまいます。
ニキビは食べ過ぎの原因の代表です。
どんなにスキンケアで外側からケアしても、内側からの炎症は食い止めることができません。
病院で薬をもらって塗り続けないと症状が出てしまう方は、
ぜひ一度食生活を見直してみましょう。
②だるさや疲れ、体が重い
ジャンクフードや甘いものは、体に不要な水を貯めるように働きかけてしまいます。
水はとても重いので、体に不要な水がたまると
「だるさ」「重だるさ」「疲れ」「しんどい」といった形で症状に現れることがあります。
③頭痛や関節痛などの痛み
ジャンクフードや甘いもので体に不要な水がたまると、
体の循環が悪くなり頭痛や関節痛等の痛みを引き起こすことがあります。
雨の日や梅雨の時期などの湿気が多いときに悪化する特徴があります。

④めまい
体の不要な水が血やエネルギーの流れを邪魔し、
脳に栄養がいかなくなることで正常な働きを保てなくなり、めまいが発生することがあります。
このタイプのめまいは、吐き気や嘔吐を伴うことが多いとされています。
生理前にたくさん食べたくなってしまう原因は?
①ストレス過多
東洋医学では、ストレスによって体に「熱」が生み出されるといわれています。
この熱が胃に伝わると、動きが過剰に活発になってしまいます。
胃腸は冷えるとあまり動かず、温まると良く動く、という性質を持ちます。
このため、温まりすぎて胃がヒートアップすると、
食べても食べてもお腹がすく状態となってしまいます。

②栄養不足
体が栄養不足になってしまうと、生命を維持するために脳が食べ物を食べるように指令を出します。
生理前は子宮に血が集まることで、いつもより脳に到達する血が少なくなり、
脳が栄養不足と判断してしまいます。
③運動不足、座りっぱなしが多い
運動不足は体の循環を悪くしてしまいます。
体の循環が悪いとPMS等の生理前の症状が起きやすくなります。
特にストレスで暴飲暴食してしまう方は運動不足なことも多いです。
④睡眠不足
数日程度の睡眠不足は問題ありませんが、長期間続いてしまっている睡眠不足の方は注意が必要です。
慢性的に睡眠不足が続くと体や脳が休めず、体の栄養やエネルギーが消耗してしまいます。
栄養不足になるので、これまた脳がたくさん食べるように指令を出してしまいます。
食欲が出すぎないようにする習慣
①運動習慣
理想は1日30分~1時間ですが、忙しいとなかなか時間が取れなかったりしますよね。
まずは、1日10分だけでも構いません。お散歩や、筋トレ、ダンス、簡単なもので大丈夫です。
少しずつ取り入れてみましょう。
運動習慣で運動神経を刺激することで、精神的にも安定しやすくなるとされています。

②添加物の少ない食事
添加物は食べ物の栄養が体に吸収されるのを邪魔します。
せっかく良い食事を摂っても、添加物を摂りすぎると栄養が摂取できません。
現代の食事で完全に添加物を経つのは難しいですが、
なるべく少なくできるように加工品を避ける等心がけましょう。
③柑橘系のアロマ
柑橘類は体の循環を良くすると言われており、またストレス発散もしやすいとされています。
食べ物で摂ってもいいですが、ストレス発散にはアロマがおすすめです。
香りを意識して嗅ぐことで呼吸が深くなります。呼吸を深くすることでも体の循環が良くなります。

④座る時間を減らす、または座って1時間経ったら少し動く
デスクワーク等で座っている時間が長いと、体の巡りが滞ってしまいます。
座る時間を減らすのが1番ですが、仕事だと難しいですね。
1時間ごとに1度立ったり、少し体を動かす等することで和らげることができます。
⑤よく噛んで食べる
よく噛んで食べることで満腹中枢が刺激され、少ない量で満腹感を得られる他、
栄養の吸収率がアップして脳が栄養不足と判断することも少なくできます。
1口に30回噛むことを心がけてみてください。
どうしても食べたいとき、我慢できないときの対処法
①野菜スープ、たまご、豆腐、魚を食べてみる
強く食欲があるときは、脳が栄養不足に陥っている時です。
まずは栄養補給をしてみましょう。
現代の食事で不足しがちなのが、たんぱく質、ミネラル、ビタミンです。
お腹が空いて仕方ないときは、ジャンクフードやお菓子ではなく
少量の食事を摂ってみるのがコツです。
特にスープは水分でお腹が膨らむのでおすすめです。

②それでもダメなら、お米、うどん、かぼちゃ、芋を食べてみる
お米やうどん、芋類などの炭水化物は太るイメージを持つ方も多いと思います。
しかし、砂糖に比べると、質の良い糖質といえます。
砂糖は急激に血糖値を上げてしまい、
そのあとに急激に下がるので再び強い空腹感を招きます。
それに対し炭水化物は食物繊維が含まれています。
緩やかに血糖値を上げ、しっかりと満腹感をもたらしてくれます。
③それでもそれでもダメなら、好きなものを食べてしまいましょう!
ここまで色々試してみて、我慢できないなら食べてしまいましょう!
我慢しすぎてしまうとストレスになってしまうからです。
過剰なストレスはさらに食べ過ぎを招いてしまうので、
我慢のしすぎはむしろ避けましょう。
前もって野菜にたんぱく質、炭水化物を食べることで、
いつもより少ない量で満足できる可能性も高いです。
それに何よりも甘いものやジャンクフードは美味しいですし、食べていて楽しいですね。
食べることでストレスが発散できるのは、多くのが人が実感しているのではないでしょうか?
食べ過ぎに注意しつつ、上手く付き合いましょう。

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