「雨の日になると体が重い…」
「台風が近づくと頭痛やむくみがひどくなる…」
「梅雨の時期はなんとなく体調が優れない…」
このようなお悩みはありませんか?
実はその不調、中医学では「水毒(すいどく)」と呼ばれる状態が関係している可能性があります。
そして、水毒は単なるむくみや頭痛だけでなく、妊活にも影響を与えることがあるのです。
今回は、梅雨や低気圧が苦手な方に多い「水毒体質」と妊娠力の関係について、中医学の視点からわかりやすく解説します。

梅雨や低気圧が苦手な水毒体質の方は妊娠力が低下している?
妊活中の方の中には、
・雨の日に頭痛がする
・体が重だるい
・むくみやすい
・おりものが多い
・生理前になると体重が増える
という方が少なくありません。
もちろん、これらの症状があるからといって必ず妊娠しにくいわけではありません。
しかし中医学では、体の中に余分な水分が溜まった「水毒」の状態が続くと、気や血の巡りが悪くなり、妊娠しやすい環境が整いにくくなると考えます。
特に梅雨や台風の時期は空気中の湿度が高くなり、水毒体質の方は症状が悪化しやすい季節です。
妊活中の方は、この時期こそ体の水分代謝に目を向けてみることが大切です。
水毒とは
中医学では、体内の水分は適切に循環していることが健康の条件とされています。
ところが、
・胃腸の働きが弱い
・冷たいものをよく飲む
・甘いものが好き
・運動不足
などが続くと、水分をうまく処理できなくなります。
すると、本来なら排出されるはずの水分が体内に停滞し、「余分な水」となってしまいます。
これが水毒です。
水毒のある方には、
・むくみやすい
・雨の日に不調になる
・めまいがする
・おりものが多い
・下痢しやすい
・頭が重い
といった特徴がみられます。
余分な水は、体の巡りを通せんぼしてしまいます。なので、水毒体質の方は巡りが滞っている方が多いです。
流れが悪くなることで、必要な栄養やエネルギーも全身へ届きにくくなってしまいます。
水毒が妊娠に与える影響
①胃腸が弱まる
中医学では、胃腸は「気」と「血」を作る工場と考えます。
一見、胃腸と妊娠はあまり関係ないように思えますよね。
妊娠するためには、子宮や卵巣へ十分な栄養を届ける必要があります。
しかし水毒があると、胃腸の働きが低下しやすくなります。
すると、食事から摂った栄養をうまく利用できず、妊娠に必要なエネルギー不足につながることがあります。
「たくさん食べているのに疲れやすい」
「食後に眠くなる」
という方は、胃腸の働きが弱っているサインかもしれません。
小さなサインではありますが、体の土台を整えるうえで大切な部分です。

②水毒が卵巣や子宮などに溜まると、機能が弱まる
体内に余分な水分が停滞すると、気や血の流れも悪くなります。
中医学では、子宮や卵巣も十分な気血によって支えられていると考えます。
そのため水毒によって巡りが悪くなると、
・排卵のリズムが乱れる
・生理周期が不安定になる
・子宮内環境が整いにくい
などにつながる可能性があります。
田んぼに水が溜まりすぎると作物が育ちにくくなるように、子宮や卵巣も適切な環境が大切です。
余分な水を取り除き、巡りの良い状態を作ることが妊活では重要になります。
③おりものが変化する
おりものは女性の健康状態を知る大切なサインです。
水毒がある方では、
・おりものの量が多い
・水っぽい
・ベタベタしている
といった変化がみられることがあります。
排卵期のおりものは妊娠に必要なものですが、それ以外の時期にも量が多かったり、常に下着が湿るような状態が続く場合は、水分代謝の乱れが隠れていることがあります。
おりものの変化は体からのメッセージです。
気になる場合は早めに体質を見直してみましょう。
水毒の原因になる生活習慣
①甘いものや油が多いもの、乳製品を含む食事
ケーキやチョコレート、菓子パン、揚げ物、アイスクリームなどは、水毒を作りやすい食べ物と考えられています。
特に疲れた時に甘いものを食べる習慣がある方は要注意です。
食べ過ぎは胃腸へ負担をかけ、水分代謝を低下させる原因になります。
②お酒
適量であれば問題ありませんが、お酒の飲み過ぎは体内に湿を溜めやすくします。
また妊活中はホルモンバランスや睡眠の質にも影響する可能性があります。
習慣的に飲酒している方は量や頻度を見直してみましょう。

③運動不足、座りっぱなし
体を動かさないと、水分は滞りやすくなります。
デスクワーク中心の方や在宅勤務が多い方は特に注意が必要です。
激しい運動でなくても、
・ウォーキング
・ストレッチ
・軽い筋トレ
などを取り入れることで巡りが改善しやすくなります。
④睡眠不足
睡眠中は体の修復やホルモンバランスの調整が行われています。
夜更かしや睡眠不足が続くと、水分代謝だけでなく妊娠に関わる機能にも影響を与える可能性があります。
妊活中こそ、まずはしっかり眠ることを意識しましょう。
水毒を改善するなら、漢方がおすすめです
水毒は単に水分を減らせば良いというものではありません。
体質によって原因はさまざまで、
・胃腸が弱いタイプ
・冷えが強いタイプ
・ストレスが関係しているタイプ
など、人によって対策が異なります。
そのため、自分に合った方法で体質改善を進めることが大切です。
漢方では、一人ひとりの体質や生活習慣を確認しながら、水分代謝を整え、妊娠しやすい体づくりをサポートします。
梅雨や台風の時期になると不調が出やすい方、おりものやむくみが気になる方、なかなか妊活がうまくいかず悩んでいる方は、一度ご自身の体質を見直してみてはいかがでしょうか。
体からのサインに気づき、今のうちからケアを始めることが、未来の妊娠力につながるかもしれません。

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